韓国の会社で働く枝豆

教科書が教えてくれない豆知識! ビジネス韓国語における「~씨」の使い方

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みなさんこんにちは、枝豆セム(@ssem1622)です。
韓国に限った話ではないですが、ビジネスにおいては相手をどう呼ぶかは非常に重要です。初級の教科書によく出てくる「○○씨(氏)」という表現、実は日本語の「○○さん」とは異なったニュアンスを持っています。

何の気もなく日本語の○○さんの感覚で使うと、時と場合によっては相手に不快感を与えることもあります。相手に嫌な思いをさせないためにも韓国語の呼称の使い方についてぜひとも知っておいてもらいたいポイントについてご紹介します。

「○○씨(氏)」は本来、大人同士の会話で使われる呼称

漢字からもわかるように、○○씨という表現は通常大学生以上の大人に対して使われる呼称です。子どもはもちろん、高校生にもあまり使うことはありません。これで呼ばれるということはある意味大人として認められた証でもあります。

きっと教科書などで習ったとは思いますが、下の名前+씨(親しい間柄)、またはフルネーム+씨(初対面の場合やフォーマルな席にて使用)という形で使います。名字+씨は大変失礼な言い方になりますので要注意。

と、ここまでは割と日本の方にも知られている情報だと思うのですが、なかなか中級以上のテキストでも取り上げられないのが「○○씨≠○○さん」という事実。~さん、という言い方は通常日本語では年齢を問わず使え、また職位なども特に関係なく広い分野をカバーできる非常に便利な呼称のひとつです。ですがこの後でお話しするように、~씨の使い方は実はとても限定的なのです。

「○○씨」という呼称の特徴と具体的な使用場面

ビジネスシーンで相手に肩書きがあることがわかっている場合には使えない

呼称の洗濯を間違えたゆえに微妙な空気が流れる二人

ビジネス韓国語の世界では名刺交換などにより相手に職位(代表や理事(取締役)、部長、課長、代理など)がある場合、基本的にはその肩書き+様で呼びます。名前を呼びたい場合には「姓+肩書+様」、例えばキム課長様、パク代理様というふうに呼びます(「様」は必須)。取引先の人を呼ぶ際にも同じです。上司が部下を呼ぶ場合には「姓+肩書」と呼びます。

整理すると、以下のようになります。

(1)部下が上司を呼ぶ→「(姓+)肩書+様」
(2)上司が部下を呼ぶ→「(姓+)肩書」
(3)取引先の人を呼ぶ→「(姓+)肩書+様」

例外としてその人の年齢が比較的若く(3~40代くらいまで)、オフィス内などで親しくなったら下の名前+肩書+様という呼び方も使われることがあります。

こういった事情もあり、韓国のだいたいの会社員は何らかの肩書を持っています。だいたい勤続2~3年目前後になると代理の職位が与えられます。中途入社の場合もだいたい代理からスタートです。

ビジネスにおいて○○씨という表現は肩書きのない社員に対して使われる

ではどんなシーンで○○씨という表現を使うかというと、オフィスでは新入社員や特に肩書きのない一般社員、スタッフに対してよく使われます

フォーマルな席ではフルネーム+씨、オフィス内で親しみを込めて呼ぶときには下の名前+씨と呼びます。
年齢差のない同期社員同士がお互いを呼ぶ時もそうですし、上司が新入社員を呼ぶ時にも~씨が使われます。ちなみに同期社員同士でも親しい間柄で年齢差がある場合には형, 오빠, 누나, 언니という呼称が使われます。他にも社員クラス同士だと下の名前+선배(先輩)という表現もオフィスではよく使われています。

ビジネス韓国語豆知識: メールなどの書き言葉では○○씨ではなく○○님という表現が一般的です。

このような事情から、相手になんらかの職位があるにも関わらず、相手の名前+씨と呼んでしまうと場合によっては相手に不快感を与えてしまうことがあります。なぜなら、それは相手の職位を認めない、という意味にとられてしまうからです。特に一方が「(姓+)肩書+様」で呼び、もう一方が○○씨と呼んでいる場合、はたから見ても二人の間に年齢や立場などの上下関係があるということは明らかです。

相手の肩書き(職位)がわからないときはどうしたらいい?

名刺交換の前などで、どう呼んだらいいのかわからない、そんな時には魔法の言葉「선생님」を使えば全てが丸くおさまります。

この表現だと大人であればどんな職位、年齢の人にも使えるので角を立てずに相手を呼ぶことができます。相手の名前がわからないけど呼びかけなければならない場合にも「선생님(先生様)」は頻繁に登場します。男女どちらに対しても使える便利な表現です。ただ、あまりに若い人には使いにくいですが…

セムのひとこと: 名刺交換でまずは相手の職位を一番にチェックすべし

韓国のビジネスでは呼称は特に敏感な部分なのでぜひともおさえておきたいところです。というのも先日、わたしのビジネス上の立場を知っている人から(本名)+씨と呼ばれてカチンと来たのです。(本名)+さんだったら別になんとも思わないのに、(本名)+씨と呼ばれるのはなんだか・・・こちらは相手の職位で呼んでいるのに、年齢が比較的若いという理由だけでそう呼んだのでしょうが、あまり気分のいいものではありませんでした。

もちろん仕事を離れたシーンでの人間関係では○○씨は非常によく使われます。たとえば配偶者の友人を呼ぶ際にも○○씨、という呼称を使います。でも、これは仕事を離れた場だからこそできること。取引先など、仕事の関係で呼び合う際には相手の肩書きを大事にすることが相手を立てることにつながります。

名刺交換の際には肩書きからまずチェック! ビジネスで韓国語を使う方の必須スキルです。どうでもよさそうだけど実はどうでもよくない、呼称の話。というわけで、今回はビジネス韓国語の本にもあまり詳しく書かれていないけど重要な「呼称」の話をお届けしました。

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