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海外で暮らす韓国人コミュニティの発生から分裂までの7ステップ

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集まって深刻そうに話をするひよこ

ワーホリや留学などで海外に出るとだいたいの韓国人が集まっている、そんな現象をご覧になった方も多いのではないでしょうか。もちろん一般化はできないでしょうが、本当によく集まっています。

現在わたしは上海にて韓国人に囲まれて暮らしているわけですが、学生時代のソウル留学、ここ数年の韓国生活、そして今回の上海生活を通してとある行動パターンを発見しました。日本だったら東京の新大久保や大阪の鶴橋コリアンタウン、海外だと留学生やワーホリ、駐在員が多い中国やオーストラリア、アメリカなどで今回ご紹介する行動パターンが日々繰り返されているはずです。それではステップ別に見ていきましょう。

海外で暮らす韓国人コミュニティの発生から分裂までの流れ

Step1: 最初は固まる「同じ韓国人だから」

最初は「同じ韓国人だから」という理由で集まりたがります。しかしメンバー同士にそれ以外の共通項はありません。そもそもこれが騒動を起こす一番の原因なのではないかと思っています(笑)だって、同じパスポートを持っている以外に出会う理由がないんですから。

それでも出会おうとする理由のひとつに「韓国語での情報共有」が挙げられると思います。確かに情報収集という面に関しては韓国語は非常に有利です。本当に「どこでそれ聞いてきたの?」みたいな現地情報がピンからキリまで入ってくるのも韓国人コミュニティならでは。コミュニティ新聞も発行されていることがほとんどです。

Step2: なんでも「みんなで一緒に」行動する

そして出会ったメンバー同士、最初は驚くほどの団結力を見せます。みんなでMTに行ったり、おそろいの服を作ったり、ワークショップに行ったりと、みんなでひとつのことを一緒にしようとします。お酒も飲むし、家(宿舎の部屋)にも行く。短期間で深い付き合いにまで発展するので、信頼度もおのずと高くなります。

Step3: 価値観のズレによりコミュニティ内に小さな亀裂が発生

しかし2週間ほどしてほどよく共同生活に慣れてくると、それまで隠れていた「個性」が目を覚まし出します。ここから個人の価値観と集団の価値観にずれが生じ、コミュニティに小さな亀裂が生まれ出します。

Step4: サイズは小さくなり、戦国時代がはじまる

最初は小さかった亀裂も人の噂を通じ、尾ひれ背びれがついてだんだんあいつはああだ、こいつはああだという話がコミュニティを駆け巡ります。そしてだんだんと似たもの同士で集まるようになり、サイズも小さくなっていきます。小さなコミュニティ同士で同盟関係があったり、敵対関係があったり、何の関係もなかったり。まさに時代は戦国時代。その小さなコミュニティの中でまたリーダーが生まれます。

Step5: 多数派による少数派へのヌンチ(눈치)ビーム発射

集団の価値観と合わず少数派となったメンバー(グループ)については容赦なくヌンチビームが送られます。ヌンチ(눈치)というのは言葉ではなく雰囲気で「空気読め」と送るサインのこと。何か相手に対して気に入らないことがあった場合、この段階では直接言葉で解決するのではなく、ヌンチで不快感をアピールすることがほとんどです。

Step6: 声を荒げての大げんか

不満はたまりにたまり、我慢の限界に達した方から宣戦布告のゴングが鳴らされ戦闘開始。

Step7: 仲良くなるか、絶縁かのどちらかにおさまる

最終段階として大喧嘩を起こしたメンバーはどうなるかというと、大変不思議なのですがだいたいの場合は親友の如く親しくなるか、完全なる絶縁状態になるかのどちらかに収まります。特に前者についてはかれこれ韓国人コミュニティの中に5年以上いますが、未だにしっくり理解できないことのひとつです。でも、本当に仲良くなっちゃうから不思議です。

セムのひとこと: 「女子中学生かっ!」とツッコミを入れたくなる

この流れ、どっかで見たぞ・・・と思ったら思春期まっさかりの女子中学生に似てました。

ゆっくりお互いについて知りながら付き合っていけばいいのに、人間関係の発展を焦るからそうなるんだと思うのです。まるでラブラブカップルが大喧嘩してあっさり別れるのと同じです。短期間での共同生活で人間関係が急速に発展し、そして大きな音を立てて壊れるシーンを何度も見てきました。(今も見ている、という表現が正しいかな)

日本人コミュニティとの比較

海外での日本人同士だとまずは当たらずさわらずからはじまり、だんだん共通項が見えてきてから付き合い始める、というパターンが多いかと思います。途中「空気読め」ビームが飛んでくるのは共通ですが、離れる際は大概静かに消えていくことが多いでしょう。だから外国人の友達を通じて「こちら日本人の○○さん」と紹介されても「ああ、そうですか・・・どうもどうも」としか言えない。

でも韓国人同士だとそこで「あー、そうですか。お名前は?ここでどんなことなさってるんですか?今度食事にでも行きませんか」まで話が進みます。そしてそこから新たなグループが生まれ、時がたって相性が合わなければ分裂していく、という流れが繰り返されます。

国内の韓国人集団コミュニケーションでも似たような経緯をたどる

今回の話はもちろん全ての韓国人に対して一般化はできませんが、同じようなパターンを見てきた方は結構多いのではないでしょうか。そして今回は海外での例を挙げての話でしたが、韓国国内でも似たような現象が新入社員同期や大学での同期生、各種サークルなどの集団コミュニケーションにおいても起こります。この現象、「韓国あるある」のひとつになるのでは、と勝手に思っている今日この頃です。

というわけで今回は韓国人の集団コミュニケーションについてのお話でした。3連休、楽しんでくださいね!

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