韓国生活のリアルな話

韓国での総合所得税申告(韓国の確定申告)

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hometax-韓国のオンライン税務署システム

みなさんこんにちは、枝豆セムです。さて、5月は韓国では総合所得税申告、いわゆる韓国版確定申告の時期で、前年度の所得を税務署に報告する時期です。先日、いろいろ調べつつなんとか申告を終わらせたので、来年慌てないためにも備忘録として豆ブロに残しておこうと思います。

韓国の所得税率(2014年度)

韓国も累進課税制度なので、課税対象額(収入-必要経費)が大きくなるほど所得税率もアップします。収入がたくさんある人はたくさん払ってくださいね、ということなんでしょうね。

1,200万ウォン以下: 6%

1,200万~4,600万ウォン以下:15%

4,600万~8,800万ウォン以下:24%

8,800万~1億5,000万ウォン以下: 35%

1億5,000万ウォン以上: 38%

基本的なしくみは日本といっしょ

会社員は会社がまとめて申告、個人事業者やフリーランサーは自分で申告

韓国も日本と同様、会社勤め(勤労所得のみ)の方は年末精算(日本では年末調整といいますよね)という仕組みにより、会社が一括してその年の所得を国に報告するシステムとなっています。ただ、わたしは会社勤めではないのでその年の所得を自分で申告しなければなりません。この制度は勤労所得、事業所得、不動産所得、金融所得などの様々な所得についての申告を総合的に行うので総合所得税申告と呼ばれています。

国からの税金控除や補助、福祉などの各種支援などを受ける場合にはその人の所得金額が基準となることがほとんどです。そのため、毎年の所得をきちんと報告しておく必要があります。納税は国民の義務、ということで、まぁ韓国国民ではないですが居住者の義務として申告をすることにしました。

こちら韓国では電子政府システムの普及を推進しており、この所得税申告についても例外ではありません。日本だと現行ではICカードリーダーが必要なのですが、韓国では公認認定書(電子署名)があれば外国人も申告をすることができます。

その年の所得は実は全部国に報告が上がっている

源泉徴収済みの収入や電子税金計算書を通して入った所得については実はすでに国に申告されている状態です。基本的には勤労所得(会社での勤労により発生する給料)の場合は払う側が、事業所得(会社の事業により発生する売上)の場合はもらう側が国に申告する義務があるので、○○は××という会社から△月△日にいくら、どういった形でお金を払った、というのは取引発生の時点で報告されるという仕組みになっています。

一方が支出をすれば、一方には収入があるという基本原則にのっとり、支払人がお金を払ったのに、受取人は所得があったことを報告していない、という場合にそのズレが大きいと税務署がチェックに入るわけです(税務調査)。まぁ、ちょっとやそっとの数字でどうこういうほど税務署は暇ではないのですが。

というわけでこの総合所得税申告では1年間(前年1月1日~12月31日)の収入、支出に関する資料をまとめ、実際の所得はいくらだったのか、というのをまとめて申告するのが主な業務になります。もうすでに税務資料データはあるので、ごまかしようもないですからね。(ごまかすものもないけどね)

韓国の税務関係の手続きはHometaxで行う

Hometax: http://www.hometax.go.kr

韓国の税務署で行える手続きはだいたいHometaxでも行えます。きっと日本の確定申告会場同様、人がたくさんいるんだろうなぁと思ったら案の定混んでました。とりあえずこの前制度やサイトの中身がガラッと変わったのでまずは話を聞いてみようと税務署を訪れたのですが、係員のご機嫌がななめだったようでたいした相談もできずに帰ることに。結局NAVER先生にいろいろ聞きながら申告を終えました。

このHometax、なかなか複雑なつくりになっております。また、韓国のWindows OSのInternet Explorerで動かすことを基本前提としているため、日本製などの海外PCではエラーが出ることもしばしばあるようです。遊びに行ってみるのはいいですが、アクセスした途端にいろんなセキュリティソフトを入れろとううるさいのであらかじめお知らせしておきます。

申告書の作成

申告書作成はクリックの連続

公認認定書(電子署名)でログインした後、わたしの場合はニコニコ現金取引があまり多くないので自分の税務関連書類はすべてHometaxで呼び込むことができます。基本情報を入れたらあとはシステムから自分のデータを呼び込むだけです。クリックを何回か繰り返し、30分前後で申告書の作成が終わりました。(その前に何をすべきなのか、どうすべきなのかを調べるのが数時間…)

収入、必要経費の順に入力、そして最後に控除項目を入力

所得=収入-必要経費(事業を行う上でかかったお金、支出額)なので、その順番に税務データを呼び込み、申告書を作っていきます。そして計算された所得に対して所得控除が行われ、最終的に税金のかかる課税所得額(所得-控除額)が決定し、それに税率をかけたものが支払うべき税額になります。これは日本と同じですね。また日本と同様、白色申告、青色申告のような区別もあります。

控除項目は年末精算とはちょっと異なる

基本控除、障害者控除、扶養控除などの各種所得控除は日本と似ています。ただ、年末精算のようにクレジットカードなどの一部控除は受けられません。

とのこのような流れで所得の申告が終わりました。めでたしめでたしです。みなさん1年に1度しかやらないことなので、毎年5月になると所得税申告関連のブログ記事や質問などが韓国のサイトでも急増します。今回はサイトが大きくリニューアル、統廃合されたこともあり、みんな手探りで申告を済ませたようです。

いろいろ調べるのは大変でしたが、また一歩在韓生活の階段を上がれたような気がします(笑) あと、注意点としてすべての外国人居住者に申告の義務があるわけではありません。日本でも申告しなくてもいいパターンがあるように、還付の可能性があったり、所得が大きくなりそうなときだけ申告をすればOKです。留学生などは特にする必要もないでしょう。このへんのことは管轄の税務署に行けばいろいろと教えてもらえます。

そうそう、ちょっとネタバレになりますが、6月1日の韓活ポッドキャストではこの所得税申告の話を番組でしていますのでお楽しみに~ぜひ聞いてみてくださいね^^
韓活ポッドキャストブログ: http://www.kankatsu.net

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